ウーパールーパーを飼育しよう

ウーパールーパーを飼育するのは、特に難しいことは無いのですが、熱帯魚のようにちゃんとした専門書が少ないです。とりあえずこのサイトで、手っ取り早く飼育方法がわかります。さらにインターネットで探してみれば、数は多くないですが、ウーパールーパーの飼い方がより詳細にわかります。ではさっそく、飼育について。まず、あらかじめ必要なものは、水槽、 エアレーション、水温計、カルキ抜き剤(またはカルキを抜くことができる浄水器)、フィルター、です。大抵のペットショップで販売されているもので間に合います。近くにペットショップが無ければ、すべて通販でも手に入れることもできます。水槽は、1匹なら45cm程度のもの、2〜3匹なら60cm以上はあったほうがいいです。水槽に水を入れ、浄水器を使ってない場合は、カルキ抜き剤を入れて塩素を抜きます。そして先ほど述べたものをすべてセットし、水温が17-18℃になるよう調節しましょう。水温はそれほど神経を使わなくても大丈夫のようですが、低温でも10℃以上、高温でも20度以下にしてあげましょう。

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飼い方はあまり販売されていないが、飼育道具はたくさん販売されている

ウーパールーパーは病気の治療には10℃が最適で野生環境では冬季は6〜7℃まで水温が下がった環境下で生息しているといいますが、日本のペットショップで販売されているウーパールーパーはすべて野生ではないので、10℃から20℃の範囲で飼育するのが望ましいです。本来は、比較的冷涼で清浄な水中に生息する動物なので、なるべく低めの水温を心掛けたほうが寿命が長くなるようですので、夏は特に気をつけてあげましょう。水の管理には、水質調整剤、検査薬、ライト、加温器具、冷却ファン、掃除用ホースなどがあると理想的です。こちらも、ペットショップでも販売されていますし、ホームセンターでも通販でも販売されています。 ちなみにウーパールーパーの価格帯は概ね2000円から5000円程度ですので、これらの道具にかかる価格のほうが高いでしょう(笑)。ひとつの水槽に1匹だけで飼うか2匹以上で飼うかですが、ウーパールーパーの飼い方の特徴として、ウーパーは共食いする習性があるので、繁殖を狙うのでなければ単体で飼育するのが好ましいでしょう。繁殖させたいなら、繁殖期が終わったらセパレータなどで仕切っておくなどの工夫をすれば、繁殖も安心ですね。繁殖は卵で繁殖します。水草等に卵を産み、産卵後卵は2週間程度で孵化します。砂にはサンゴは使わないようにしてください。飼い方が悪いと、例えば、水質が変化(phの上昇)すると、ウーパールーパーの甲状腺ホルモンが分泌されて変態し上陸する恐れがあります。また、小さな砂利等も、ウーパールーパーが誤飲してしまう可能性があり、腸閉塞等を引き起こす可能性があるので避けましょう。水槽には、流木や水草なども入れてあげると、ウーパールーパーのストレス緩和になります。

餌も通販で販売されている

さらに、ウーパールーパーの隠れ家(シェルター)になるようなものを入れてあげてください。塩化ビニール製の管など、何でもいいです。ウーパールーパーは夜行性なのでむしろ光は必要ないのです。餌は、孵化直後の幼生ならブラインシュリンプを与えます。そして成長とともににミジンコやイトミミズ、アカムシなどを食べるようになります。孵化後12ヶ月程で成熟し、成長後の大きさは平均で23cmです。成長の度合いを見ながら、餌を選んであげてください。もっとも、ペットショップに行けばウーパールーパー専用の人工飼料も販売されていますので、ミミズを触りたくない人は、こちらを購入したほうが良いでしょう。もちろん、通販でも手に入ります。ウーパールーパーは動物食なので、成長したら、魚類、昆虫類、甲殻類等、動物性たんぱく質を好んで食べます。ただし、牛肉や豚肉など哺乳類の肉は消化が悪いので与えないようにしましょう。ウーパールーパーは目が悪いので、目の前にあるものを反射的に食べてしまいます。それで先ほども言った「共食い」があるのですが、与えはいけないものも食べてしまうので、注意してください。ウーパールーパーは水底で過ごしますが、頻繁に水面へ浮き上がるのはストレスや病気の徴候ですので、注意してください。ちなみに、ウーパールーパーは商標名で、この動物の正式な名前ではありません。正式には、メキシコサラマンダーと言うのだそうです。もうひとつ、「アホロートル」という呼び名もありますが、こちらはマルクチサラマンダー属全般の幼形成熟個体の総称で、やはりこの生物固有の名称では無いようです。

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Copyright © 2008 ウーパールーパーの飼育方法